2020年7月初頭、「おれはバカだ・・、バカすぎる」と、食卓の机に顔を伏せていた。
詐欺に掛かって、資産の4分の3を失ってしまったことが分かった瞬間だった。
今は11月近くだから、あれから丸4ヶ月経った。
その間、自分自身に起きたことに加えて、芸能人の三浦春馬、竹内結子が続けて亡くなるというショックが重なった。
仕事でも変化があった。
今年って、何なんだろう。
年初のおみくじは、珍しく「大吉」だったんだけど、いやいや、マーフィーの法則というか、真逆の現実。
臨死体験をした人が、「ほんの僅かの時間に、走馬灯の様に、過去の出来事が蘇ってきた」と、多く語るのだけれども、
そのメカニズムは、脳に強烈なストレスが掛かると、強い刺激が脳神経に掛かって、普段思い出さないことも一気に思い出されるらしい。
自分も同じく、この期間は、特に朝方、色んな事が思い返された。
最近のことよりも、むしろ、子供の頃、中学の頃、高校のこと。大学の頃、その場面場面、そんなことが、よく頭に浮かんで来た。
あの場面、こう考えたから、こうしたんだとか、
自分は、こういう性格だから、ああいう風だったんだとか、
あと、時間ってアッという間だなとか、
そんなことが、よく頭に浮かんだ。
何年もの頑張った結果が失われて、
ストレスで病気になりそうだった。
だけど、よく考えてみると、失ったのは、額は大きいけど、お金だけ。
努力しても、ぜんぜん結果という果実をくれない意地悪な神様に、
「どうしたらいいですか?」と聞いてみたんだけど、
やっぱり意地悪で、やり直すしかない、と言われた。
「勝つってことは血みどろになって、つかみ取るものだって」。

経営の神様として尊敬されるドラッカーが、こう言ってた。
今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」を自らに問い続ける。これは自らの成長を促す問いである。
出典:「仕事の哲学」 著者:P.F.ドラッカー
私は、今回のことまでは、「自分はタフだ」と思っていたし、
へこたれず、自分の壁を乗り越えた時の達成感も、経験したことはある。
だから、やっぱり、ここで、もう日が昇る景色は想像できなくて、と、うなだれるよりは、
何とかしよう、とする道を選びたいと思う。
その時に、楽しい目標があった方がいいから、3つ挙げてみたい。
1つ目が自分でビジネスを起こすこと。気が合う人や地元の人に働いて貰える会社って、楽しそうと前からイメージがあって、そんなができたらいい。
2つ目は、景色が好きな瀬戸内海か蓼科に、お洒落な別荘を持ちたい。今の状況からは、絵空事なんだけど、こんな感じ。

3つ目は、いい女子と、お酒でも飲めたらいい。
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