なかなか書くのも辛い経験だけども、20年7月1日。車が1台買える分ほどの評価額だったある海外口座。突然とアクセス不能となり、最初は「サーバーダウン?」とかと思ったものの、2度と復帰することは無かった。
口座にあったのは、仮想通貨でFSCという通貨。
後から、「Yahoo知恵袋」を検索すると、幾つか被害届けが出ている通貨だった。その何人かの被害者と同じく、私のケースも、きっかけは、ネットで知り合った中国人女性の紹介。
如何にも裕福そうな感じの容貌で、最初に知り合ってからは1ヶ月程。学生の頃から親の支援貰わず、バイトだけで卒業したとか。卒業後、最初は投資で失敗したが、叔父の助言でやるようになってからは成功して取り返したと言う。
また、経済専門書の話も出てきたり、変な感じはしなかった。
そんな彼女から、ある時、FSCという仮想通貨が有望。5G関連で唯一の通貨であり、買うべきだと言い出した。私は、どうかなと思ったが、確かに、値動きは底堅く動いており、「ホワイトペーパー」も読んだところ、5Gの課題は正しく捉えられている感じだった。(チャチさは、有ったが)
私は、2020年は5Gが話題の的になると予想していたこともあって、まずは少額投資してみた。
その後、彼女は、LINE経由で、「私はこれほど買った、あなたももっと買え」「JPMorganが、買う情報がある」等々、なんか極端すぎる感じのプッシュが入ってきた。
「しつこいな」と思い、素直には付き合わなかったが、実際、値段は底固かった。5Gが話題になって来ると、暴騰もありそうなチャートの雰囲気だった。
私は、少しずつ書い足し、7月1日時点では、50%~60%の含み益が出て、ちょっと良い車が買える評価額になっていた。
ところが、悲劇は突然起きた。冒頭の通り、サイトはアクセス不能となり、お金は持ち逃げ。50%~60%の含み益のはずが、資産ゼロとなった。
今思うと、全てがグル
長く日本の金融庁認定証券会社しか使って来なかった私には、投資対象商品にリスクはあっても、証券口座自体が、突然消えて、夜逃げしていくという想定が無かった。
しかし、そんな「まさか」が起きた。
私は精神的にタフな方なんだけれども、この時は全てが怖くなった。実は、もう一つ別の海外口座に投資してしまっていたので、それも詐欺に違いない。しまった。うわぁ、やられた。
せっかく積み重ねて来たものが、またパァだと、動揺して、自分のバカさへの悔やみに襲われた。
本当に、その日は動揺した。実は、これが即、2件目の詐欺に引っ掛かることになるのだけれども、それは、また別に書きたい。
また、原因は、一言で言ってしまえば、「リスク管理不足」なんだけど、その言葉で片付けてしまっては、改善につながらない。
一個ずつ原因考えて、正しい知識に落としていけば、次は余裕を持って対処ができるはず。
そんな気持ちで、一つずつ原因考えて行きたいと思います。
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