「入金出来ても出金が出来ない証券会社」
「入金は出来ても、出金が出来ない銀行」
はぁ (゚o゚;
って感じにならないですか。いや、詐欺への正しい知識がある方は、こらこら、何を甘ちゃんなこと言ってるのだ、と言われると思いますが、
私は、そんなことは想定もしなかった。
銀行は、お金を預けたら、出せるのが当たり前だし。
証券会社は、株を買うためにお金を預けても、止めたかったら、何時でも引き出せるのが当たり前。
そんなのは当たり前で、疑うこともして来なかった。
でも、それが落とし穴だった。
まさかまさか、私が資金を入れた5件全部が、お金を一旦預けたら、出せない証券会社・取引所だった。
ギャップが大きすぎる。
今まで、お金を預けたら、出せるのは当たり前で、そこを疑問にも思ったことが無い人が、一気に、その当たり前を打ち砕かれた。
それも、5件同時多発的に。
何か、自分で書いていてもショック過ぎて、言葉も無いけれども、これがサイバー犯罪のリアルな実態だった。
こんな落とし穴、強盗、魑魅魍魎の住み着く社会に、「証券会社って、お金を預けたら、何時でも引き出せるのが当たり前だよね(>’-’)>」って、疑いもせず、のほほんと、歩いていた自分は、正しいリテラシーが無かったとしか言い様が無い。
正しい知識、これを持っているか、持っていないか、
本当に、この僅かな違いが生死の違いを生んだ。
強烈すぎる事実を突きつけられた訳だけど、これが実体だった。
私は俗に「高学歴」で「エリート会社員」なんて呼ばれるけど、サイバー犯罪リテラシーを持っていなかった。赤子のレベル。
多分、同じ危険性を持っている人は、日本社会に少なく無いんだと思う。
それに、ネットもテクノロジーも、もっと発展して、もっと身近になって、お気軽に使えて便利になると、さらに、同時にお気軽に犯罪にも引っ掛かることにもなる。
でも、だいたい人間の心理として、「便利便利」と良い面に目を取られて、悪い面を忘れてしまうのが、常。
私なんかも、仕事では大きなシステムの設計して、
異常解析、フェールセーフを設計したりしてるくせに、いざ個人の行動となると、上で書いた様な脳天気さを露呈してしまった。
でも、振り返って見ても、小学校、中学校、高校、大学、そして社会人。どの段階を思い返しても、サイバー犯罪や、詐欺に遭うことを防ぐためのリテラシーを、体系的に教えて貰った記憶は無い。
加えて、日本人は優しい人が多い。困った人がいれば、親切に助けてくれる人に遭うのに困らない。
でも、そんな日本人、知識も無く、すぐに共感して同情してくれる日本人は、詐欺集団からすると、赤子の手をひねる様なカモに見えるようだ。
悔しすぎる。
こんなのに、負けて、やられてばかりでよい訳が無い。このブログでは、詐欺やサイバー犯罪に対応する為の知識を体系的に整理して、勉強できる場を作っていきたい。
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