決断力に2種類 蛮勇と勇気

コラム

最終更新日: 2020.07.31

蛮勇と勇気。知識の習得法の違い

人間は、知識をどの様に習得するでしょうか?学校?学校で習ったことって、どれ位覚えてますか?

じゃ、読書でしょうか?
読書しても、悲しい位に知識って抜けて行きます。何度も何度も読み返して、自身の体験から、もう一度読み返して、人に伝えて整理する。

そうして、初めて、やっと身になる知識として、使えるモノになっていきます。こうして、「使える知識」になって、初めて威力を発揮して、自分の行動に活きてくれる訳です。

とても時間掛かりますよね。本当にそうです。

経験して振り返る、そして、また経験する。この繰り返し。
本当に時間が掛かるのが、人の学習工程ですが、今回の私自身の詐欺に遭うという経験を振り返って見て、気付いたことがあります。

  • 人は経験から学ぶしかない生き物ですが、だけど、経験からの学び方に2種類有る。
  • 本当に痛い思いをしてから学ぶ「蛮勇」と、事前に予想を立てながら学んでいく「勇敢」

この点を理解することは、本当に重要な点だなと思ったので、今日は書いてみたいと思います。

蛮勇

私の場合は、知識が十分でなく、そのくせ、まあやってみよう、と直ぐに決断してしまう。結果、自分の意識していなかった穴に、どっぷりハマってしまい、大怪我をした後で、こうやって学習をしているわけです。

あー痛かったと。

つまり、わりと決断は早くて、素直で、やってみないと分からないと思ってる。

また、偏見も少なくて、優れた人に会えば、国籍、年齢、性別関係無く、教えて貰いたいと思ってる。

こう書くと、悪く無い様に聞こえるのですが、割とこの考え方って、落とし穴があることに気付きました。

つまり、素直で、フットワークが軽いのは良い様なんだけど、逆に言えば、見通しが弱い。先に、悪魔や、落とし穴があったとしても、あまり躊躇せず、歩き出してしまう。

落ちたら落ちたらで、学べばいいや、みたいな。

なんか、恐ろしい感じですが、実際、私はどっちかと言うと、こういう感じです。他の人は、どうなんでしょう。コメントなんかしてくれと嬉しいです。

今回、私が詐欺に遭った例になぞえて絵にすると、こんな感じですね。

魑魅魍魎、可愛い顔して、その心は悪魔みたいな巣窟に、無意識に「いつもと同じだ」「まあ、やってみよう」と考えて、歩き出してしまう。

歩き出そうとすると、「認知不協和」の回で書いた様に、無意識に自分を否定する様な情報を集めようせず、進んでしまう。

そうして、大きな落とし穴に落ちる、という

んー、

読んで頂いてる皆さんからすると、「そりゃ落ちるよ」って、思いますよね。

ただ、この行動は、必ずしも何時もマイナスでは無くて、日本の様な穏やかで、平和な世界においては、魑魅魍魎が潜んでいることは、比較的少ないですから、こうやって行動してしまった方が、学びが多くなるシーンも少なく無い。

つまり、環境次第、これから歩いて行く先の地図次第で、プラスにもマイナスにもなるんじゃ無いかって、ことなんです。

だから、決断力、行動力の早い、遅い、それだけを見て、良いとか悪いとか、言っているのは十分ではなくて、事前に、地図を描けているか否か、ここだと思ったんですよね。

地図を描いて、歩き出す効果

地図を描いて歩き出すと、知識の習得も早くなるメリットがあると思います。

何故かと言うと、完全に痛い思いをしてから初めて学ぶ「蛮勇」タイプと違って、事前予想との差で学べるから。

予想と違ったことが起きた時点で、あれ?何か変だな?

という気付きが得られる。

蛮勇タイプは、事前予想が無いから、痛い思いをして初めて気付く。

この差は、怪我の大きさという面でも、学習の速さという面でも、格別の違いを生むと思います。
私は、とっても「蛮勇」タイプだった訳で、

時には蛮勇のタフさも必要な時もあるとは思いますが、ビジネスとか、投資という面においては、蛮勇色は、ドンドン減らして行く必要があるのを痛感してます。

事前の地図の書き方

最後に、私が思う事前地図の書き方を、お伝えします。

ポイントは2つで

(1)まず、絵はクローズドループ、つまり行ってから帰るまでを書くのと
(2)上手く行かない側を想定する

こと。

クローズドループ、輪っかを閉じるという意味ですが、だいたい人は、買ったら安心してしまうというか、その後の売って、資金を回収するまでを後回しにしがちですが、それをしないということ。

細かく書かなくて良いから、スタートから、最後、本当のゴールまで一周分を書き記すこと。

そうして、登場する各要素について、上手く行かない側の想定は、各要素の「想定できた最悪」を考えること。

人間は、悪い物、自分を否定する物を考えるのが苦手だし、嫌いというクセがあるから、最悪ケースを洗い出すためには、一工夫が必要です。

まず、上手くいったケースを書く。その後で、機械的に否定文(NOT)をくっつける。

「出金する」 + NOT = 出金出来ない

みたいな感じに。

人間は誘惑が強い時に、理性の力を低下させてしまったり、
また、何かをし出すと、自分を否定することが出来なくなる

という特徴がありました。

なので、否定形を考えるためには、頭で出そうとしてはダメで、機械作業に落とすこと。

そうしないと、どうしても、イヤなことは無意識に避けてしまう。

ここまで考えて、

リターン > リスク対処後、残留リスク

となった時、よし行こう、と踏み出すのが「勇敢」。

勇敢の意味は、投資は確率問題だから100%は無い。だけれども、リターンの方が高い期待を持てるじゃ無いか。じゃあ、その残るリスクは取りに行こう、という勇敢さです。

蛮勇との違いどうでしょう。

怪我の大きさも、学習スピードの速さも、事前に地図を書いて、見積もった残留リスクに対しては果敢に取りに行く「勇敢」の勇者。

これが、早く、小さい怪我で知識を構築していくコツだろうな、と考えました。

最後に:

私が考えた限り、クローズドループで、事前に地図を書いて、上手くいった場合を書く。そして、NOTを足して最悪ケースを洗い出す。

これだけでも、全然違うと思うのですが、対象のトラブル事例をさらに知識として持っておく、という点も役に立ちます。

トラブル事例は、Yahoo知恵袋や、消費者生活センターに、多くの情報が集まっている様です。

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