詐欺に遭う要因 自分側

非認可業者への注意

最終更新日: 2020.08.15

詐欺に遭う理由。自分側

前回、「詐欺の会話パターン(詐欺側に優位な人間関係に持ち込む方法)」では、主に詐欺をしてくる側と、自分との人間関係の話について触れました。

絵で描くとこう。

相手との関係において、「入り込んだ関係」になってしまうと、自分自身に相手の言うことをむげに出来なくなります。

仲良くなった人に、なかなかズケズケとは言えず、遠慮心出てきますよね。

でも、その状態が詐欺する側が狙っている形。

商品に対して、善し悪しを判断出来る知識が無くて、加えて、私のケースで行くと、証券会社みたいな、まあ口座作る位なら良いよ、と思ってしまう内容だと、
(実際は、スーパー詐欺 ニセ証券会社だったわけですが・)

人間関係に推されて、まずは少額と買ってしまいがちになります。

これが要点でした。

でも、かと言って、全く自分側に関心が無かったり、やってみようかなという気持ちが起きなければ、さすがに何も起きません。

つまり、自分側にも、何か、そこに動き出す理由があったと思うんです。

それについて、考えて見たいと思います。全体図の中では、絵の○を付けたとこになります。

まず、話を大きく捉える為に、
(1)欲望がある
(2)欲望が無い

の、まず2通りに分けて考えて見ましょう。

分かり易いのは、(2)欲望が無いタイプです。この場合は、商品への関心は0%なので、詐欺には掛かりようがありません。

前の話と合わせて、絵にすると、こうなります。欲望と専門知識の2つの軸で分類しています。

詐欺に、まず掛からない人達として振るい落とせるのは「欲望が無い人」そして「商品への専門知識が高い人」になります。

買おうとしているもののことを良く知っていて、すごく語れる位に精通していれば、詐欺?何言ってるの?みたいな感じで、すぐ見抜けてしまいますよね。

だから、全く関心が無い人と、すごく良く知っている人は、詐欺に掛かり様が無い人達になります。

詐欺のターゲットは、専門知識が十分でなく、欲望が高い人

すると、残るのは、欲望は高いんだけど、かと言って、内容のことを良く知ってる人では無い人。

こういう人は、詐欺側からすると、「教えてあげるよ」という主従関係の切り口で入り込み易いですし、欲は高いので、元々、アクティブに動き出す素性を持ってます。

でも、専門知識が低く、欲望が高い人の領域に入る人は、皆、詐欺に掛かるのでしょうか?

一部、私の仮説を入れると、まだ分類が出来るのでは無いかと思います。まず、性格的な面として「決断力」が有る様に思います。

ちょっと、絵に描いてみると、こんな分類図になります。横軸を欲望の強さ、縦軸を決断力で分類した2元図です。結論は、欲望が高い人は、詐欺に掛かり易い。

さらに、その中でも、決断力が高い、つまり自分で決められる人は、より詐欺に掛かり易い。逆に、決められない人は、詐欺に掛かるリスクは減るということを思ってます。

理由を、順次見ていきたいと思います。

欲望が高い人は、周りが見えなくなる。

欲望が高い状態にあると、つまり、何かへの誘因が強い状態に有ると、人間は理性的な判断能力が低下する、ことが心理実験に依って示されています。

私なんかは、この本は何度と読んでいるのに身に付いて無く、がっかりするのですが、以前に読んだ田中泰輔さんの「マーケットは何故間違えるか」と言う本に紹介されていた、「ケーラーの実験」を紹介します。

実験は、網の檻(後ろ側は開いている)に猿を入れて、餌を網越しに置きます。置き方は2通りの試験をしていて、最初は遠くに置いた場合、後は猿の鼻先に餌を置いた場合です。

すると、とても興味深い結果が出て、最初遠くに餌を置いた時は、猿はウロウロしながらも、少し経てば後ろの開いている所から回って、餌を取ったものの、鼻先に置いた時は、後ろが空いてることに頭が回らなくなり、迂回できなくなったというのです。

人間に当てはめるとこうですよね。

儲かる、利益が出そうだと感じた時は、理性的な判断能力が低下してしまう。普段なら考えられたことも、考えられなくなる、ということになります。

つまり、リスク判断が飛躍的に緩くなる、つまり騙されやすい心理状態になります。

判断力が低いと騙されにくい

判断力の方は、私の周りや私自身を見てて、多分そういう傾向があるんじゃ無いかなと思っている個人的推測になるのですが、どうも「自分で決められない人」は、詐欺に遭いにくいです。

直感では逆で、「判断力が低い人の方が、騙されやすいでしょ」って印象を持ってしまうのですが、実際は逆なんだな、というのが私が見てきたり、体験したことです。

不思議に感じますよね。

自信があって、自分で判断出来る人が騙され、
自信が無くて、自分で判断出来ない人は、騙されにくい。

そういうのが実態です。

なぜかと言うと、自分で決められない人は、欲も高く、儲かりそうという話が来たとしても、自分で決められないので、心配になったりして、ネットの書き込みを探し回ったり、人に聞いたりするのです。

そうすると、レポートされている詐欺については、そこで悪い書き込みを見付けられたりするので、「ああ、良かった。詐欺だったんだ。」と気付いて、止まることが出来ます。

結果、欲が強く、専門知識が低くとも、自分で決められない人は、その性格のおかげで、難を逃れられることが多くなります。

最も詐欺に遭いやすいのは、欲が高く・専門知識が高くなく・かつ決断力のある人

さて、絞り込まれた、最も詐欺に遭いやすいタイプは、結論的に、次の人となります。

・欲が高く
・専門知識が高くなく
・決断力がある人

なんか、作為的にこう導いた訳で無く、論理的に推察して来た訳ですが、ん・、真に私のタイプですね。証明されたとも言えますが、こうやって自分自身で文字にしてみると、確かに詐欺に遭いそうです。

私の場合、この自己の性格的な面に加えて、相手に教えて貰おうという主従関係の関係にあったので、それは詐欺に掛かるという原因が見えてきました。

話をこれだけ整理して来ると、詐欺の勧誘が来たとしても、一段上から「ああ、その手で来たの?」みたいな感じで、客観的に見れる様になってきますよね。

正しい知識を持つって、本当に大切で、生きていく力になると思います。

さて、この話は、もう一歩、考えてみたい点があります。「決断力のある人」ですが、さらに「蛮勇」と「勇敢」の2種類のタイプに分かれると考えてます。

こちらは、知識を習得する時の、学習方法という面も出てくるので、コラムの方で書きたいと思います。

勇気と蛮勇(知識の習熟)」 こちらもどうぞ。

ピックアップ記事

  1. 投資会社どこがいい?

関連記事

  1. 深手を負ってしまう心理メカニズム

    非認可業者への注意

    深手を負う理由(認知不協和)

    投資に限らない話なのですが、一度、自分自身が始めたことって、何か肯定…

  2. 詐欺サイトの見分け方

    非認可業者への注意

    暗号資産サイト本物?見分け方

    仮想通貨の詐欺に私自身遭ってしまい、気付いた詐欺サイトの見分け方につ…

  3. bitfiy のVVTという暗号資産

    サイト信頼性検証 実例

    bitfiy上場の暗号資産VVT

    bitfiyに上場している仮想通貨のVVTは、どうですか?と、メール…

  4. 入金出来ても、出金出来ない証券会社

    非認可業者への注意

    入金出来ても、出金が出来ない証券会社

    「入金出来ても出金が出来ない証券会社」「入金は出来ても、出金…

  5. 非認可業者への注意

    辛い時に支えてくれた人 

    辛い時って、そういう時に手を差し伸べてくれた人って、本当の友人だった…

  6. 詐欺の会話パターン

    非認可業者への注意

    騙そうとする心理。優位な人間関係に持ち込もうとする手。

    商品にお金を払う時の関係、特に詐欺をする側が、どの様な関係に持ち込も…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2020年 7月 18日

最近の記事

  1. ジョゼ・モウリーニョ、もっと自分に要求しろ
  2. ググるより大切なこと
  3. スイス永世中立までの歴史と経済。スイスフラン
  4. 債券と金利 プロの見方が分かる
  5. 日本の財政破綻、ハイパーインフレの可能性

人気の記事

  1. ググるより大切なこと
  2. 日本の財政破綻、ハイパーインフレの可能性
  3. 希望を叶える魔法の杖
  4. 点と点は繋がる
  5. 投資会社どこがいい?
  1. 投資会社どこがいい?

    お金の知識

    投資会社どこがいい?
  2. ググるより大切なこと

    コラム

    情報の取り方、「上手にググる」よりもっと大切なこと
  3. 点と点は繋がる

    希望を叶える魔法の杖

    今は分からないけど点は線になる
  4. 希望を叶える魔法の杖

    希望を叶える魔法の杖

    希望を叶える魔法の杖
  5. ネットでの出会い

    ネットでの出会い

    出会いアプリの失敗経験。ネット越し出会いの注意点。
PAGE TOP