スイス永世中立までの歴史と経済。スイスフラン

個別銘柄・通貨

最終更新日: 2020.11.19

スイス永世中立の歴史と安全資産スイスフランの特徴。

永世中立国スイス。第1次世界大戦、第2次世界大戦、両方共に戦いの中心にあったドイツ、イタリアと国境を隣接しながら中立を保った。また、侵略されるのも守った。

スイスアルプスの美しい景色と、永世中立という言葉の平和感。人口も東京都よりも少ない850万人弱。面積も九州程度しか無い小国。

だけれども、歴史を調べてみると、ものすごくタフな国で、中立と言っても「武装中立」、侵略されたら断固身は自分で守る、というたくましさがあることが見えてくる。

また、経済面でもすさまじくて、小国にも関わらず、超優良グローバル企業を驚くほど多く持っている。製薬では売り上げ世界1位のロッシュと3位のノバルディスがスイスだ。日本の武田製薬は9位にしか過ぎない。(2019年)

また、時計では、世界1位スオッチグループ、2位リシュモン、3位ロレックスの全てがスイス。

さらに、スイスはプライベートバンキングが有名で、世界の富裕層のお金が流れ、通貨のスイスフランは安全資産と言われるほど、とても強い。ちなみに、テニスのグランドスラム勝利数1位 ロジャー・フェデラーもスイスだ。

スイスって、なんなんだ・・・・。

本当に、九州ほどの面積で、東京より人口は少ないのか・・・。

スイスの歴史と経済、通貨スイスフランについて調べてみて、とても感心したので、ぜひ、まとめてご紹介したい。

スイスの始まりはローマとケルト

歴史を勉強してみると、今のスイスの辺りには、現在のイギリスに居たケルト人が紀元前900年頃から移り住んで居たらしい。気候変動も要因にあったらしいと言われているけど、イギリスは寒いし、日照時間も長くないから、農業には良くない。より適した土地を求めて、南下したのかもしれない。

ただ、どうも、それだけでは無さそうで、当時のケルトは、かなりの文化拠点だった様子。金も豊富に採れた、金を使った装飾品も多く残っている。

その精巧さは、素直に驚くレベルで、「紀元前」の時代に、どうやったら、これほどの精巧さが出せるのかと、素直に驚く。当時は知名度もかなりあり、王国が南国か生まれていた地中海地域との貿易も行われていたらしい。

ケルトと地中海を結ぶ貿易路。その山岳地帯を抜ける主要路に当たる場所が、今のスイスになる。

ケルトと地中海を結ぶ交易路。現在のスイス。

ローマ カエサル・シーザーによる征服。ガリア遠征。

山岳地帯にありながら、ケルトと地中海という当時栄えた拠点の通過地点にあり、重要性は高かった様だ。

また、両者が領土拡大をしていった場合、ぶつかる点となる。

先に欧州大陸に広がったのは、どうもケルト人。南下し、現在のオーストリア辺りまで拠点を広げていた様だ。遅れて、北上し、現スイス地域に入ろうとしたのは、ローマ人。有名なカエサル・シーザーになる。

遅咲きカエサル

カエサルが生まれたのは紀元前100年7月。都市国家ローマが地中海に征服の足を延ばして繁栄した後、内部で貴族と平民の経済格差が開いて、内部的に変質が生まれてきた時代だった。

カエサルの生まれはローマの名門。お父さんは法務官まで務め、母親の叔父は民衆派の指導者マリウス。

今の時代からみると、カエサル・シーザーは、偉大な独裁を行った超権力者で、早くから凄まじかったのだろうと想像してしまうけど、遅咲きだった。

当時は、クラックスやポンペイウスというヒーローが居て、カエサルはローマ官僚としての階段を上がっては居たけれども、私達が知る「カエサル・シーザー」は、全て彼の後年の業績になる。

意志は強烈だったカエサル

抜けた業績を出すのは後年だったカエサルだったが、意志は若い頃から強烈だったらしい。自分は「大事業をなすのだ」と強く思っていた話が伝わっている。

少なくとも若い頃は、痩せ型で色白だったらしい。決して、映画に出てくる様な、筋骨隆々で、野性的で、という感じでは無かったらしい。

また、放蕩的で、借金をしまくって、女性へのプレゼントしまくり。あちらこちらで女性関係を作っていて、「あらゆる男の女、あらゆる女の男」と揶揄されている。

つまり、色んな男の女に手を出し、あらゆる女の男になってるという意味だ。

そんな、放蕩なカエサルだけど、お金を使う物、使わないものが徹底していて、女性への贈り物や、着るもの、あと当時は相当高価だったろうけど、書物には糸目を付けなかったけれども、住む場所や食べるものには抑制取った生活をしていたらしい。

属州の長となれる機会に、ガリアを選んだカエサル

当時のローマでは、ある役職以上になると、属州(征服地)の総督に天下りできる制度があったそうで、カエサルも、これを利用してローマの外に出ることになる。

天下りをする様な年齢なので、普通は「分別持って」落ち着いても良いと言われる齢だけれども、カエサルは全く違ったらしい。

属州の中でも、まだ安定せず、かつケルトとの貿易で富んだ土地を狙って希望を出した。それが、後に彼にガリア(現スイス辺り)征服と、膨大な財産をもたらす事になる。

逆にカエサルに征服されたガリアは、ローマと融合して行き、ローマの対外国防衛拠点として栄えていく。

【余談】カエサルが書き記したガリア人の特徴

カエサル・シーザーは、自身で「ガリア戦記」という書籍を記している。自らのことを、「カエサル」と三人称で呼んで、客観的な姿勢を思わせる書き方が特徴となっている。

その中に、ガリー人の特徴も色々と書き記していて、宗教的儀式に熱心だとか、命の危険を掛けて闘う際の安全を祈願する時には、別の人間の命を生け贄に神に捧げたとか、怖くて、興味深い話が色々と描かれている。

その中から、ガリー人の勉強の仕方で、面白い一節があったので、ちょっと紹介した。

一般的事柄の記録には、ギリシア文字が用いられているが、教えを書きとどめるのは良くないとされている。それはおそらく、教義が民衆に伝わるのを防ぐためと、文字に頼って記憶力の強化をおこたるのを防ぐためだろう。たしかに文字の使用は、多くの場合、学ぶ者の勤勉さや記憶力を損なう様だ。

スイスは山岳地帯で平地が少ない地理が、独立、自治を育てた。

ローマ帝国の支配下にあった頃のスイスは、防衛拠点や商業拠点として栄えて行った。

スイスのある場所は山岳地帯で、広大や平野が無く、隣町とは山を隔ててて分離されてしまう。なので、栄え方にも特徴があって、強い豪族が全地域を支配するという形では無くて、土地毎に有力氏族が登場し、各々が独立性強く栄えるという形式が、より強く出た発展の仕方だったらしい。

また、この後の歴史から見えてくる行動パターンを見ても、各地の居住地を自分たちで治め、生活していく、それを守る、という意識は強烈だけれども、外部に征服地を広げていく行動は、あまり取っていない。

スイスという美しい土地が、そうさせるのか、よく分からないが、地域が独立、自治を守るという特徴は、今のスイスの連邦制にもつながっている。

山岳地帯にあるスイスの町。原初3邦の一つウーリ
スイス ウーリ。山岳に囲まれる。

スイスから出たハプスブルク家への対抗が、今のスイスの礎

1273年ルドルフ1世がドイツ国王に選ばれて以降、力を増大し、欧州の超名門となったハプスブルク家。家系図を見ても、きらびやか。

フランス革命での悲劇で知られる女王マリ・アントワネットもハプスブルグ家であるし、ナポレオンと結婚したマリー・ルイズもそうだ。第一次世界大戦の口火を切ったサラエボ事件で暗殺されたオーストリア大公も、ハプスブルク家である。

ハプスブルク家 家系図
出典:小学館「日本大百科全書」他

ハプスブルク家はスイス北部のハビヒツブルク城を拠点としていた領主だったが、ル-ドルフ1世がドイツ国王に選出されて以降、ル-ドルフは国王選出ライバルを戦いで追放。土地を没収し、息子を領主に据えるなどして、勢力を拡大していった。

そうして、強大化していく北部スイスのハプスブルク家に危機意識を持ったのが、スイス中部に位置するウーリ、シュヴィーツ、ニートヴァルデンの3地域。これら3カ国は、自身の自治がハプスブルク家に侵害されることを恐れ、同盟を締結。

3地域を統合して一つの国にするという形では無く、各地域の独立と自治はそのままに、地域の危機の場合は無償の相互援助を約束した連邦を形成した。

3連邦は、間もなく8地域に広がった8連邦となり、現在のスイスの「カントン」という自治単位を基本とする連邦制へとつながって行く。

スイスの始まり

スイス傭兵と武装中立

日本で「中立」と言うと、自分自身は武器を持たず、平和裏に、争う双方のどちらにも付かず、様子を眺めるというニュアンスだけれども、スイスの、「中立」は少し違う。

地図を見ると、よく分かるのだけれども、スイスはドイツ、フランス、オーストリア、イタリアと争いの絶えなかった国同士の、ど真ん中に位置する。

幾ら山岳地帯にあるとは行っても、ドイツ、イタリアの貿易路に位置していて、道路は整備されていた訳で、陸続き。

常に自身は侵略される危険性にある。なので、スイスでは防衛の為の訓練は当時から研究されていた様で、スイスの兵士は強かった。

他国とスイス同盟との間の合意で、スイスから傭兵を各国に出兵し、活躍した話が多く出るのは、この頃から、ナポレオン時代がメインになってくる。

スイス傭兵

ナポレオンがロシア遠征に敗れ、ロシアから逃げ帰る帰路。敗走するナポレオン軍が、ベネジア川を渡る際、最後尾に立ち、ロシア軍の追撃からナポレオンを守ったのは、スイスの傭兵連隊だと言われている。

スイス傭兵とナポレオン
Felician Myrbach: Crossing of the Berezina

ナポレオン体制後にスイスは永世中立を獲得。

スイスが永世中立を獲得するのは、このナポレオン時代が終わった後の事になる。ナポレオン後、戦後処理をする為に開かれたウィーン会議(1814~1815年)だった。

会議の基調は、革命前への復帰と勢力均衡。

スイスは、この機を掴み、「スイスの中立無くして、ドイツ、イタリア、フランスの平安は無い」と主張。その主張が認められ、スイスは永世中立を獲得した。

地理的重要性と、強い独立心で守り抜いた永世中立

ただし、永世中立を認められはしたが、侵略を受けない確約がある訳では無い。第2次世界大戦時にはスイスは、間近が真に戦線。ドイツ軍がスイス国境に迫った。

その時、スイスは徹底抗戦を構えると共に、ドイツとイタリアの同盟国間の動脈を押さえていることを盾に取り、「仮にスイスが侵略され、敗れた場合、独・伊をつなぐスイス国内の2大トンネルを爆破する」ことを宣言。

武装することで、中立を守り抜いた。

スイス徹底抗戦。第2次世界大戦

スイス図表年表(PDFダウンロード可)。スイスが永世中立を獲得する迄の歴史。

スイスが永世中立を獲得するまでの歴史を、一枚図にまとめました。PDF版も用意したので、旅行のお供等にも、ご利用下さい。

スイスが永世中立を確立するまでの大きな歴史

スイスの現代経済。日本との比較。高付加価値化に成功したスイス。失敗した日本。

スイスと日本は産業構造的には似た点が有って、両国共に貿易で稼いで来たこと。加えて、どちらも資源国では無いので、材料を輸入し、付加価値を付ける加工をして輸出するか、知的財産や金融で稼ぐこと。

そうして、膨大な貿易黒字や、海外投資からの金融収支を得て、強い通貨を持って来たことも似ている。

2020年現在でも、その基調は変わりないのだが、スイスと日本、両者の実態は過去20年位の間で差が起きてきてしまっている。

優等経済国だったスイスと日本。それが、日本は伸び悩む一方、スイスは一段、二段と上昇を遂げている。

スイスと日本のGDP
出典:OECD からグラフは著者作成

まず、GDPが、どれだけ伸びてきているかを比較してみると、1980年代、90年代は日本がスイスに優って伸びていた。

ところが、2000年を超えた辺りから、様子が変わりはじめ、日本は頭打ちとなり、横ばいから、むしろ低下して来ている。

ところが、スイスは2000年初頭頃に、ぐんと成長を高め、現在では1985年比で6倍強の規模へ成長している。

主な要因は輸出の伸び。輸出額の推移を比較してみたのが次のグラフ。怖くなるほど、日本とは差が開いた。

2000年を100とすると、現在のスイスは輸出額を4倍に伸ばしている一方、日本は、08年頃から横ばいを続け、むしろ低下気味。

日本に停滞感が蔓延しているのも、こういうグラフを描いてみると、何だか見えてくる。

スイス輸出額
出典:OECDからグラフは著者作成

どうして、こんなに差が付いてしまったのかと言うと、世界の人から見た時に、

スイスの商品は高くても欲しいものが増えてる一方、日本には、そういう商品が減ってしまったということ。

スイスはブランド力が上がり、日本は落ちているとも言える。

製薬業界の例

大きなお金が動く産業であり、スイスが強い産業が製薬部門。日本の雄で、超優良企業だった武田薬品工業も、実は世界レベルの戦いでは必至にもがいている。

新薬の開発という分野は、成功すれば大変に付加価値が高く、大きな利益が得られる一方、開発が難しく、大型の投資が必要となっている。

武田は新薬開発の分野で、世界規模の戦いに勝つため、2018年、6兆8000億円と伝えられる金額で、「シャイアー」を買収した。

しかし、買収費用の負担が大きく、その後、眼科用治療薬の部門を売ったり、さらに、日本国内でも知名度の高い「アリナミン」や「ベンザブロック」などの一般医薬品部門を売却している。表向きは製薬開発に注力する、だけれども、シャイヤー買収で抱えてしまった借金が、ボディブローの様に効いてきているに違いない。

日本の雄、武田薬品工業がもがいて、世界に戦いを挑んでいる訳だが、下のグラフを見て貰いたい。

私は、このチャートを描いてみて、えーっ、と思わず声が出てしまったのだけども、それだけ武田が投資しても、世界のトップ、スイスのロシュと比べると、3分の1の売り上げ規模にしか達してない。

製薬業界
出典:各社IR資料。Roche武田薬品工業IRNovartisPfizer IR

どれだけ強いんだロシュ。

さらに、スイスはロシュだけでない、世界3位に入るノバルディスもスイス企業であり、武田の2倍を超える売り上げを誇る。

スイス製薬企業 脅威の利益率

実は絶句は、まだ止まらない。決算書からロシュと武田の営業益を拾って、営業利益率を計算してみた。ちょっと、この数字は凄すぎて、私が数字を取り間違えてるのでは無いかと、今でもちょっと自信が無い。

ただ、2回見直してみて、やっぱり合ってそうだったので、紹介したい。まずは、両者の売り上げと営業益の推移から。2020年9月時点の為替レート、1フラン=116円を使って、円換算して比較している。

ロシュと武田

気付くのは、武田のオレンジの棒グラフ(営業益)が、マイナスすれすれで、とても苦しそうなこと。そして、一方、ロッシュの売り上げは安定している上、売り上げに対して、結構大きそうな利幅を得てそうなこと。

ちなみに、営業利益率を計算してみる。この数字が、凄すぎて、自分がどこかでミスをしているのでは、と思う所なんだけど・

ロシュは営業利益率が40%弱。

ちょっと意味が分からない。

売り上げが6兆~7兆もの規模がある会社で、営業利益率4割弱・。凄すぎる。

ロシュと武田の営業利益率

もう言うまでも無いが、日本とスイスの貿易額の伸びに差が開いている理由も、分かってくる。例えば製薬の分野では、スイスは世界1位と3位の会社を抱え、しかも、製品の付加価値が超絶高い

時計業界の例

付加価値と言えば、時計でも似た状況が起きている。時計の場合は、価格帯に応じてブランドを分けて販売し、ブランド力を維持させる戦略がとられている。

車だと、トヨタ自動車が「トヨタ」ブランドと「レクサス」ブランドを持っているのと同じ。

時計において、スイスと日本、それぞれが持っているブランドを挙げて比較してみた。

時計ブランドの比較

もう、これを見ただけで、売り上げ額とか利益率とか数字を出さなくとも、どっちが世界市場でより好調なのか、推測が付くと思う。

ちなみに日本の時計生産量の推移をグラフにしてみると、こんな感じ。悲しいかな、まさに右肩下がりになっている。

日本の時計生産量推移
経済産業省生産動態統計からグラフは著者作成

人・物・お金を引きつける現代のスイス

ブランド力があり高収益を挙げる世界有数企業を持つスイス。さらに、それだけで無く、欧州において戦火の中をくぐり抜け、中立と独立を保ってきた歴史の信頼性がある。

富裕層の資金が流れ、「プライベートバンク」が栄えると共に、スイスのジュネーブには国際機関が揃う。知名度の高いところだけでも、国連、WHO、赤十字。

スイスジュネーブ国連
ジュネーブの国連事務局

それだけで無い。

当然、これだけの歴史とグローバル企業と、国際機関が揃う土地の人材の質が悪い訳がない。地理的な隣接性と、歴史的な背景もあり、スイス人はドイツ語、フランス語、イタリア語、英語の4カ国語を話す人が多いと言う。

スイスは世界一の「クオリティ国家」と呼ばれるが、ここまで見てくると、そう呼ばれるのも自然に思える。

安全資産スイスフランの特徴

さてスイスの通貨はスイスフラン。通貨の世界では「安全資産」と言われる。国の基盤が安定しており、戦いが続いた欧州において、中立を守ってきたスイス通貨は信頼度が高い。さらに、スイスには優良企業が集い、経常収支がずっと黒字安定。

つまり、常にスイスフランを欲する力が働いている。

例えば、ユーロとスイスフランの為替レート推移をグラフにしてみたので、見て貰いたい。ユーロが「ハードカレンシー」になった年、つまり市場で流通される様になった2002年からのスイスフランとの交換レートをグラフにしている。

安全資産スイスフランとユーロの為替レート推移

ユーロが流通を始めた2002年から、08年のリーマンショックが起きる迄はユーロが少し高くなった期間があるが、ほぼ一貫してスイスフランが強くなり続けていると言っても、語弊は無いと思う。

新型コロナショック時のスイスフランの反応

2020年、年明けから新型コロナウィルスの影響が発祥の中国から世界へ飛び火し、2月に入り欧州イタリア、さらには米国でも死者が確認されると、相場は一気に動揺し、大変動を見せた。

その時の動きを確認してみたい。

新型コロナウィルスショック時の、各通貨の反応比較

ユーロ、日本円、豪ドル、そしてスイスフランが対米ドルで、どの様に反応したかを比較している。

比較用に、20年1月1日時点の為替レートを100として、それからの変動をグラフにしている。

見ると分かるが、初期反応で最も強くなったのは日本円、ほぼ同率でスイスフラン。そしてユーロも対米では強めの反応を示した。一方、暴落したのが豪ドルとなっている。

さらに、9月迄の中期で見てみると、最強がスイスフラン。続いてユーロ、豪ドルとなっている。

スイスは危機時にも強さを発揮し、さらに対ユーロでは、ほぼ一貫して強くなっている。

強く、信頼性が高い分だけ金利は低く、金利を求めて買う通貨では無いが、危機が起きた時、米ドルの信認が弱くなった時、真っ先に買われる通貨だと言える。

スイスフランを買う場合は、対米ドル、対ユーロ、対日本円の全ての扱いがある、この会社がいいと思う。

DMM.com証券

ピックアップ記事

  1. 投資会社どこがいい?

関連記事

  1. 南アフリカランドへの投資を考察する

    個別銘柄・通貨

    南アフリカ通貨ランドの運用を考察。時期を選べば2度美味しい。【2020年版】

    高金利通貨として日本の個人投資家に大変に人気の高い南アフリカランド。…

  2. ポーランド通貨ズロチ

    個別銘柄・通貨

    ポーランド通貨ズロチ を考察する。東欧の高金利成長国。【2020年版】

    今回はポーランドの通貨ズロチについて取り挙げたいと思います。実はポー…

  3. 香港ドルへの投資を考察

    個別銘柄・通貨

    香港ドルを考察する。歴史的な役割変化を迎えている香港。【2020年】

    香港は「香港ドル」という自身の通貨を持っています。そして、その通貨は…

  4. メキシコペソへの投資を考察する

    個別銘柄・通貨

    メキシコ通貨ペソの運用を考察。時期を選べば二度美味しい。【2020年版】

    新型コロナショックで大暴落したメキシコペソ。危ないとして敬遠が広がっ…

  5. スゥエーデン クローナ

    個別銘柄・通貨

    スウェーデン 通貨クローナ運用を考察する。分かり易いトレンド。【2020年版】

    今回は、北欧の成熟国スウェーデンを取り挙げたいと思います。高福祉や美…

  6. 個別銘柄・通貨

    トルコリラへの運用を考察。潜在力は高い。【2020年版】

    日本の個人に人気のトルコリラ。日本国内では、預金をしても金利がほとん…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. ジョゼ・モウリーニョ、もっと自分に要求しろ
  2. ググるより大切なこと
  3. スイス永世中立までの歴史と経済。スイスフラン
  4. 債券と金利 プロの見方が分かる
  5. 日本の財政破綻、ハイパーインフレの可能性

人気の記事

  1. ググるより大切なこと
  2. 日本の財政破綻、ハイパーインフレの可能性
  3. 希望を叶える魔法の杖
  4. 点と点は繋がる
  5. 投資会社どこがいい?
  1. ネットでの出会い

    ネットでの出会い

    出会いアプリの失敗経験。ネット越し出会いの注意点。
  2. 日本の財政破綻、ハイパーインフレの可能性

    お金の教室。地道に投資を学ぼう。

    財政破綻とハイパーインフレに日本はなるのか?戦前との比較から国債破綻を考察する。…
  3. 点と点は繋がる

    希望を叶える魔法の杖

    今は分からないけど点は線になる
  4. ググるより大切なこと

    コラム

    情報の取り方、「上手にググる」よりもっと大切なこと
  5. 希望を叶える魔法の杖

    希望を叶える魔法の杖

    希望を叶える魔法の杖
PAGE TOP