ググるより大切なこと

コラム

最終更新日: 2020.10.30

情報の取り方、「上手にググる」よりもっと大切なこと

「効率よく情報を収集する」ってことは、何か自分が始めようとしたり、大きな仕事を持ってたりすると、とても重要だったりするから、ネットでも沢山の記事があります。
でも、大体のがGoogleのマニュアル的な内容だったり、「調べる前に、あなたの目的をはっきりさせましょう」という内容だったり、あと、ツールの紹介も多いです。

私も便利ツールなんかは好きですし、新しいものを見付けたら、すぐ使ってみる派なんですが、「情報を取る」という目的にとっては、あくまでも補助にしかならなくて、もっと大切なことがあるよなって、感じてます。

でも、案外紹介されていないので、今回は、そのポイント3つを紹介します。

  1. 基礎知識をできる限り持っておく
  2. 国語力。(思い込みで読んでしまわない)
  3. 咀嚼力。疑って考える力。

どれも、とても大切で、
どれかが欠けても、いくら本を読んだり、人の話を聞いても、身に付かず、忘れてしまうだけじゃ無いかと、思ってます

実は、私も、今は、やっとこういう事に気付いて来たのですが、ずっと良く分かって無く、

ただ、投資をしても失敗が多かったり、素直と言えば素直なんだけど、人の話に左右されてしまったり、
また、本を読んでも、内容は、よく憶えてなく、すぐに忘れてしまったり、そんな状況から、変わらない期間が長く続きました。

でも、復習が十分でないからだろうとか、本の内容が、そこまででは無かったのだろうとか、
そんなことを無意識に思ってきたのですが、ある時、気付いたのが、自分は基礎力が無いんじゃ無いか?という点。

それなりに勉強してきたから、自分に「基礎力」が無いとは思ってなくて、
と言うか、基礎力と言っても、例えば、決算書の見方とか、自分の仕事で必要なベーシックな知識の大切さは普通に考えていたけど、

まさか、国語力とかにまで戻ろうと思ったことはなかった。日本人だし、言葉は知ってるよ、みたいな。

だけど、それが落とし穴で、実は、なかなか成功できないのは、そこじゃ無くて、基礎知識、論理力(国語力)、咀嚼力
みたいな、非常にベタな基礎部分かも、と気付いた訳です。

実は、ここまで立ち返るのは、結構ショックだったわけですが、立ち戻りました。

そうしてみると、効果があって、ニュースなどの情報の理解が冷静になったというか、裏を意識する様になって、何というか、自分の頭の後ろ側に、もう一人の自分が居て、ちょっとクールに見てる感じ?、そういう感覚が備わって来たし、本の理解なんかも、格段に変化を実感してます。

この視点に気づき始めてから、色々な情報に触れてみると、同じ事をホリエモンや、伝説のカリスマ予備校講師 出口さんが言っていて、

やっぱりそうだよね、と思ったりしてます。

この効果を実感してる3つのポイント「基礎知識」「論理力(国語力)」「咀嚼力」を紹介します。

ただ、最初にお断りしておくと、すぐに効果が出る!という類いでは無くて、結構身に付けるには、努力が必要です。

ただ、努力が空回りすることは無くなって、どんどん自分の骨になり、身になり、得た知識がつながって、さらに次の理解につながる、みたいな感覚を持てる様になったので、私は、とっても重要だなと思ってます。

基礎知識をできる限り持っておく

あなたも、こんな経験無いですか?自分がとても良く知っていることなら、10秒でポイントが分かって、改善策が分かってしまう。一方、経験が浅いことは、5年経っても、何時まで経っても分からないということ。

そりゃそうじゃん・・みたいな、元も子も無い様に聞こえるかもしれないですが、これは、やっぱり事実。

「分かる」って、どんな状態が考えてみると、

言葉の意味と内容が、自分の体験や、頭の中の何かの知識と結びついて、腹においている状態

だと私は思います。

なので、「5分で分かる」とかは無理で、
そういうのは分かった気に一瞬なるだけで、5分経ったら忘れてしまう知識にしかならないと思う。

だから、新しい知識を得ていくためには、自分の頭の中に、その知識が入るための「引っ掛かり」を作っておく必要があります。

そうなると、「知識の雪だるま」が起こり易くなって、
新しく入った知識が、知ってることと結びついて、「ああそうか!」と新しい気付きになって、そこに別の知識が入ると、さらに新しいつながりができて、

面白くなるし、知識も増えるみたいな。
もう、好循環の雪だるま状態。

だから、最初に種を作っておくことが鍵になってきて、
これをゼロから、最初に緩い知識のネットワークを、構築していく迄が鍵。

何も知らない所から、ある程度、大枠の知識ネットワークを頭に作って置くためには、簡単な教科書で良いから、全体が書かれているものを選び、それを、「そういうことか」と自分が思うまで、何回も読む。

そうすると、やっと、新しい知識が入ってくるための構え、予備知識が出来て、
知識の雪だるま開始への、スタートラインに立てるのだと思う。

この状態になれば、10秒で妥当な判断が出来てしまう。

一方、そういう基準が無い状態で、何かを聞いても、「自分の印象や思い込み」でしか捉えられなかったり、何も引っ掛からず、スルーで終わってしまう。

だから、情報を効率よく収集しよう、そして、それを自分の行動につなげていこうということを目標とした場合、「ググる」マニュアルを調べるよりも、もっと大切なのは、自分の中に基礎知識を作って置くこと。

こうした知識のフックを作っておくことが、とても重要だと思う。
ちなみに、ホリエモンこと堀江貴文は、こういう風に表現している。

今の自分の「教養」のレベルと同等の情報しか手に入らない。だから、普段から、「教養」を磨こう。

引用元:「情報だけを武器にしろ」、著者:堀江貴文

事前に「知識のフック」を作っておく、この気付きを活かして、FX(通貨)取引の予備知識として、勉強したことをまとめたのが、個別銘柄・通貨シリーズの記事になっている。

こうして、歴史や仕組みを勉強してみると

  • 香港ドルの米ドルペッグ制は、ヘッジファンドの攻撃だけじゃ崩れようがない事が分かったし
  • スイスフランが、あれ程にも強い通貨であることも自然に思える。
  • また、外貨預金の仕組みが、実は結構あくどいことも分かってくる。

興味ある方は是非読んで下さい。

国語力。(思い込みで読んでしまわない)

次に国語力。国語力って言うと、「漢字を沢山知ってるとか」「俳句や季語」「語彙が豊富」とか、こんなイメージを私達は持ってしまいがちだけど、

私がここで意図している「国語力」は、そういう雅な世界を指しているので無くて、「正しく著者の言っていることを理解する力」を指している。

日常のコミュニケーションでも、「思い込み」って奴ないですか?
えっ、そんな意図だったの?

みたいな。

それは、相手に原因があることもあるけど、多くの場合は、相手が言っていることを正しく捉えているので無くて、
自分が心に浮かんだことを正当化しながら聞いてしまうことに原因がある。

つまり、私達って、新しい情報を取ってるつもりで、取って無く、自分の見たいものだけを、なぞってしまうクセがある。

そんなクセは、私達が、ニュースを見たり、本を読むなどの方法で情報を得る時にも現れてしまう。

ちょっと普段、自分が雑誌やニュース記事を読む時のことを、思い出してみてください。記事を見ながら、

「これは分かる」とか「無いなぁ・・」とか
「これは良い記事!」とか「意味分かんない」

とか、思って、記事をメモったり、逆にスルーしたりしてないです?

問題は「なぜ、あなたが、そう思ったか?」という点。

「自分は違うと思ったから違う」このことは、私達が当たり前にしてしまい、何も悪いと思っていない行動なんだけど、実は、この点が危なかったりする。

何でかというと、善し悪しの判断基準が、あなたに合うかどうかになってるから。

もし、自分が心地よくなる為に情報を見てるんです・・という場合なら、それで何も問題無いんだけど、

新しい情報を得たい、事実を正しく判断したい、知らないことを知りたい、ことを目的としている場合は、まずい。

見たい情報を見たい様にしか見ない。

この私達が自然と当たり前として、持ってしまってるクセで、相当に頑固にこびりついている。
多分、人間のDNAに、そういう特性があるんだと思う。

だから、直そうとするには、まず意識に挙げて、何度も何度も修正を掛けていく。そうして、やっと身に付いていくと思います。

このスキルを持っていないと、どうなるかと言うと、
思い込みでビジネスを失敗しやすくなったり、
騙されてしまうとか・・

間違い無く、事実誤認して、ビジネスでプラスに働くことって無いんじゃ無いかと思います。

対応は一つだけ。論理力を鍛えること

この方法は、一つしか無い。論理性を鍛えることと、論理的に情報を捉えることを徹底すること。

論理って、最近では重要性が求められ出して、小学校では「論理国語」という科目が出来てきている様だけど、

既に大人になっている人は、学校では全く習わなかったのでは無いかと思う。

だけど、古代ギリシャの時代、ソクラテス、プラトンの時代に、論理が発明されて以来、時代と国を超えて通じる言語は論理で、英語よりも無敵。

英語も、単語や表現を覚えることは重要だけど、ビジネスの英語でそれよりも重要なのは、言う内容が論理的であること。

それ位、論理って、人類の歴史で力を放ってきた英知だ。

じゃ、論理的に情報を捉えるって、どういうこと?って言うと、
ポンチ絵で描くと、聞いた情報を、こういう構造に整理していく行為のイメージ。

読む自分自身は脇に置き、その上で、著者は何を言っているか、もしくは事実は何なのか?これを捉えていくことになる。

情報の捉え方。理解の仕方

意識しなくてはいけないのは、繰り返しになってしまうけど、読んでる自分自身の考えは脇に置くこと!

これは、意識してやらないと、私達はついつい、良いとか悪いとか、意味ないとか判断してしまう。

いったん自分は脇に置き、著者が言ってることを、上のポンチ絵の構造に当てはめながら聞く。

それが、「知識のフックを作っておく」に続いて重要な「国語力」だ。

咀嚼力。疑って考える力

さて、「知識のフックを作る」「国語力」で、相手が何を言っているか、その情報が何を言っているのかは、この2つを意識して鍛えていくと、
実感としては、だいぶ早く、正しく、情報を捉えることが出来る様になってきます。

でも、特に今みたいな世の中になると、これだけでは不十分。

現代って、私も、こうやってブログで発信している訳だけど、素性の分からない、どんな経験をして来て、どう考えている人か、
信頼出来るのか、出来ないのか、
そういうことも、発信の意図も見えない情報が溢れてる。

偽情報の大波が襲ってくる

だから、「知識のフック」と「国語力」で、何を言っているか正しく分かったら、最期は、その情報の意図と、根拠を考えてみる。
ここまでして、やっと自分で考える、という世界に行けると思う。

簡単に身に付くことじゃないけど、その代わり、身に付けるのが難しい分だけ、いったん出来る様になった時のアドバンテージというか、自信というか、

そういう点は、とっても大きいです。

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